- HOME>
- 税理士インタビュー
クライアントとしっかりと向き合ってこそ、
お金の問題が解決できると信じています!
税理士を志したきっかけは何ですか?
私の父が税理士で、税理士事務所を経営していました。
父の働く姿を見ていましたし、物心ついた頃に「アルバイトがしたい」と父に相談したら、「この事務所でアルバイトをしたらいい」と勧められ、父の事務所で働かせてもらっていたのです。
実は、この事務所はその父の事務所を引き継いでいるのですが、父が亡くなった時、私はまだ税理士の資格を持っていませんでした。
だから私がいない間は、父の代からお世話になっていた税理士が、この事務所をしっかり守ってくださっていました。
その頃の私は、税理士の資格を取得する事に専念し、平成10年に晴れて「西川一博税理士事務所」としてスタートさせる事ができたのです。
「税理士になる」と明確に思えるようになったのは、その時期だったと思います。
今でも父や周囲の方々のおかげだと感謝しています。
お父様から受け継いだものはありますか?
「受け継いだ意志」とか、そういう大袈裟なものではないのですが。
ただ、父の事務所のスタイルは、今も受け継いでいます。
それは「訪問スタイル」です。
顧問先に実際に足を運ぶ事を、父は大事にしていました。
それが特別な事だとは思いませんが、最近では電話やメールで顧客と打ち合わせを済ませてしまう事務所も多いという話を聞く中で、実際に足を運んでいる企業の方々の評価も良く、このスタイルは間違っていないのだと感じて今も続けています。
この事務所の強みは何ですか?
まずは、食品関連や卸、市場関係の業種の顧客が多いというのが一つです。
私が事務所を構えている大阪は、食品関係や飲食などの業種の企業も多いので、安心して任せて頂ければと思っています。
あと、顧問料も強みの一つだと思っています。
当事務所の顧問料は、金額だけ見たらその魅力を感じない方もいらっしゃるかもしれませんが、大事なのはその顧問契約の中に含まれている内容です。
会社の規模によって例外はありますが、基本的に記帳代行や月次決算はもちろん、税務相談、年末調整・消費税の申告なども含まれています。
この顧問契約内容は、もちろん父の代から続けてきた事であるというのも理由にあるのですが、私もできるだけ顧問先には経営に専念していただきたいと考えているので、顧問契約の中に様々なサービスを含ませているのが現状です。
顧問先に対して気をつけている事はありますか?
顧問先を訪問していると、様々な相談を受けます。
こちらも、気軽に相談してほしいので足を運んでいるというのもありますが、中には税理士の管轄ではないご相談もあります。
実際に法律に関する事は誰に相談したらいいのかわからないから、いつも来る税理士に聞いてみようと気軽に相談してくれるのでしょう。
しかし、そこで「それは、私の管轄ではありません」とお断りするのではなく、できる範囲であれば幅広く対応するように心がけています。
そして、必要であれば私が窓口になって弁護士さんや司法書士さんなどの力を借りています。
もちろん、マージンは頂きません。
顧問先が何か困っている事があれば、そのニーズに応えて力になるのも私の仕事の一つだと考えているからです。
先生が大切にしている事を教えてください。
経理や税務は、できれば税理士に任せっきりになるのではなく、税理士と顧問先が協力して進める事が望ましいと思うので、一番大切なのはコミュニケーションだと思います。
それも、ちゃんと相手の顔を見て、話をする事が重要です。最近では、電話やメールで用件を済ませる事が当たり前のようになってきていますが、相手の顔を見ながら話す事でわかる事もあると思っています。
相手を知るためには、相手にできるだけ接する事。
だから、こまめに連絡をとる事も意識しています。
最後に、メッセージをお願いします。
税理士は、「先生」と呼ばれているので、気軽に相談できないと思っていませんか?
税金の話をしているから、お金を持っている人しか相手にしてもらえないのではないかなんて、勘違いされる方もいるようです。
もし、一人で税金やお金に関する事で悩んでいる方がいらっしゃれば、そんな方こそ気軽に税理士にご相談ください。
税理士は、孤独な社長さんの良き話し相手になれるのが仕事だと、私は考えているのです。